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概要

少し前にバトルタワーを制圧することに成功したマゼンタ団
彼らの拠点は「館」とバトルタワーの2つになった訳だが、それでもまだ支配領域は狭いまま
自分達の今後の活動に支障が出ることを恐れたマゼンタ団員達は第3の拠点となり得る街を求めて、シュートシティへとその手を伸ばした

また、シアン団の中でも少しずつ不穏な空気が漂っていた
何が何でも魂環ノ主を倒すと言っているアロンダイト
midrashとなったcellのことを調査するキャスター
そしてそれらを静観するリーダーアンタレス・フォーリエル?と対立を煽るその秘書

この作戦で事態はどう動くのか……
マゼンタ団・シアン団の全ての真実がここに明かされる……

マゼンタ団の活躍

前回の作戦が失敗に終わってしまったマゼンタ団
キルクスタウンは寒い気候に密集した建物という普段まどろ……ではなくバトルタワーで修行をしているマゼンタ団員にとっては非常に戦いにくい条件であったので黒星が多くなってしまうのも仕方ないものではあるのだが

そんな前回の忌々しい記憶に蓋をするためにもマゼンタ団員はこれ以上ないほどに懸命に戦い、時には団員同士でタッグを組み、マルチバトルなども行って押し寄せる正義のトレーナー達やシアン団の面々を打ち破る 
覚醒前ではあるものの、シアン団副リーダーにしてガラル王家の守護者として名高い蒼撃の剣の元5番隊長アロンダイトも容易く捻じ伏せるその実力はまさに本物

結果、シュートシティはマゼンタ団の下に入り、彼らの本拠地として使われることとなった
今回の作戦ではこれ以上ないほどの怒濤の進撃を見せたマゼンタ団
そしてそれが報われるかのように彼らにも希望が舞い降りる……

アロンダイトの覚醒

ボスの叔父にしてシアン団の一員であるアロンダイト
前から「嬢ちゃんを救う」と言っていた彼は混沌を極めたシュートシティを抜け、魂環ノ主が指揮を執っているマクロコスモス社長室に向かう

道中、マゼンタ団の下っ端であるZに敗れた彼は自分がいかに非力であるか実感する
あの日、1人の少女厄災から守れなかったことを思い出す
そして、アロンダイトは命を懸ける決心した……
どんな?力を使っても必ず魂環ノ主を滅ぼしてみせる、と

アンタレス?の妖術を浴びたアロンダイトとそのポケモン達は絶大な力を得た
バトルタワーを駆け回り、魂環ノ主の居場所を突き止める
これで嬢ちゃんを救える、と考えたアロンダイトだったが、現実は少し違っていた

マゼンタ団幹部であり、現在は魂環ノ主の秘書を務めていたShieldが彼の前に姿を見せた
太古よりその存在を知られる幻を使役する彼女は主のためにアロンダイトに戦闘を挑み、行く手を阻む
どこか様子のおかしい彼女の様子を見たアロンダイトはポケモンを出した
彼の最後の闘いが今、始まった……

ムゲンダイナの力は文字通り無限の力
それを駆使するShieldに対してアロンダイトはアンタレス?の妖術で格段に強化されているとは言え伝説の力は何も持たない
アロンダイトがShieldに勝つ事はできないと、そう思う方も多いだろう

だが、結果はアロンダイトの勝利
無限の力には無限の力
アンタレス?は「恋の妖術」によってアロンダイトのイオルブに異界の現象とされる「無限螺旋*1」の擬似能力与えた
アロンダイトの元々のバトルセンスやアンタレス?の圧倒的な力、Shieldの状態が不安定であったことなどが絡み合い、彼は無事にShieldを撃破
魂環ノ主がいる奥の部屋へと進んでいったのだった……

魂環ノ主の消滅

強化されたアロンダイトを前にそれを消そうと試みる魂環ノ主
ザマゼンタを嗾け、アロンダイトの命を奪おうとソレが行動を起こした瞬間、魂環ノ主の自我に何者か?が干渉した

ボスの記憶からアロンダイトの記憶を消すことが叶わず、逆に狂わされてしまった魂環ノ主
そこにアロンダイトは人工神器「Aroundight」を深層心理の中で解錠する
自らの命を犠牲にしたその一撃は見事に厄災の獣を冥界へと還した
それが自分の使命であったかのように必死に……

こうして魂環ノ主は魂環ノ王となる前に死亡した
ボスを器にした報いなのだろうか……
それともライザの力を贄にしたからだろうか……
ソレの力は永遠の闇に葬られた
1人の男の命を犠牲にして──

新たな厄災の再誕

アロンダイトに対する“愛”によって力を封じていた愛欲の獣?
彼が彼女の力によって死亡してしまった今、これを抑える者はもういない
アロンダイトの使用していたポケモンを、そして彼との絆を自身の力としたアンタレス?は再び世界を地獄へと変えてしまうのか
絶対零度の権能を持つ彼女は自分の心までも凍らせてしまうのか
真の脅威がガラルを破滅させるまで、あと少し……

ボスの復活

魂環ノ主に肉体も精神も乗っ取られていたボス
乗っ取られていた彼女の記憶は曖昧なもので、その肉体は非常に衰弱した状態であった
アロンダイトが魂環ノ主を倒した頃目覚めた彼女はその死を見届けてShieldに連れられ「館」へと一時的に退避した
どんな状況でも主を守ろうとするShieldはさすがなものである

不安定な状態になっていた彼女の精神は時間がかかったものの安定し始め、数時間後には目を覚ました
凄まじい回復力である
ボスは過去の悪夢に囚われることなく、前に進むために未来を見続ける
これからが彼女の本当のストーリーなのかも、しれませんね

魂環ノ主についての真相




便利屋ジャスティリアとの取引

ボス魂環ノ主から解放され、目覚めた頃に「館」に1人の男が訪れた
その名は便利屋ジャスティリアであり、マゼンタ団との取引を一手に担う有能な男
以前よりたびたびボスと取引を行っていた便利屋が「館」に現れるとその場には緊張が走る

かなり前から頼まれていたと思われるボスの依頼
その内容は異界の力「無限螺旋の力」の一部を抽出した個体と虚無の龍との交換
絶大な力と伝説のポケモンが取引されるのは彼らの立場故であろうか
便利屋が来たときに恒例ともなっているこの女との争いは段々と激化し、とうとうボスが止めに入るほどになったのは最早恐怖でしかない……

ボスの圧倒的な力

新たな力を手に入れたボスはそれを試すためにも作戦の前線に出た
ポケモンの技が、トレーナーの怒号が飛び交う中、彼女は文字通り圧倒的な力の差を見せつけた
それは魂環ノ主をも上回りそうなまさに究極
一度全てを失った彼女はこのまま前に進むことができるのか
マゼンタ団と1人の少女の破滅の時も刻々と近づいている……かもしれませんね




勝敗まとめ(by バイラス)

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