キルクス名物といえば英雄の湯
伝説によればかつて歴戦の勇者達がこの地を訪れたとされ、そのお陰でキルクスタウンは現在も賑わっている
いきなり何を言い出すのかと思われる方も多いと思う
しかし、この伝説こそが今回のマゼンタ団の目的に深く関わってくるのだ
伝説のおさらい
剣盾のストーリーで細かい内容が記載されております
3000年前、無限の力が世界を闇に染めてしまった
それに加え巨大化し、暴走するポケモン達
その強大な敵の前に人々の反応は様々
恐怖に包まれ何もできない者、無謀な戦いを挑み散っていく者
そんな中、2人の兄弟が立ち上がった
ガラルの王家の始まりとして後世に語り継がれることとなる2人は勇気を振り絞り邪龍に立ち向かおうとする
だが、彼らがどんな力を使っても夢幻の前では無意味
もう何も通用しないと彼らが絶望したその時に一条の希望の光が彼らを救った
ザシアンとザマゼンタ
太古の時代より語り継がれる伝説のポケモン達
ガラルを影から守護する勇者であり王である
そして彼らの攻撃は超巨大化現象「ムゲンダイマックス」したムゲンダイナに対しても通用するものであった……
2匹のポケモン達のお陰で2人の男達は英雄として崇められ、王として君臨する
一方伝説のポケモン達は戦闘で負った傷を癒やすためにとある泉に向かった
そう、それが「英雄の湯」
当時の医療では到底治すことは不可能だと思われていた戦闘の爪痕
しかし、勇者達が湯に浸かると、みるみるうちに力は戻り傷は癒える
この現象を目の当たりにした当時の人々はこの温泉には神聖な力があるとしてこの湯に浸かることを禁じ、その伝説を彼らの子孫へと伝え続けていくのであった
マゼンタ団は伝説の内容を検証し、
影のザマゼンタの力を最大限に引き出すことができるかもしれないと考えた
さらには
心に傷を負ったソニア博士の癒やしにすることも頭の中に入れていたようだ
このようにして
団員の大半は温泉に入りたいという願望を抱いて開始された計画はキルクスタウンを蝕んでいく──